あなたがもし起業を考えているならば、さまざまな本で勉強している最中かもしれませんし、実際にビジネスを運営しながら様々な戦略・ノウハウを書籍から得ている人もいるかもしれません。

事実、多くの起業家が書籍から実践的な知識を得ながら経営に生かして成功を収めていますし、一切の読書をせずに成功することなど不可能だと豪語する起業家もたくさんいるようです。あなたも手元に自分なりの「バイブル」といえるような本を持っているでしょうか?

本記事ではこれから起業を目指す人や、既にビジネスを始めている人に向けておすすめの起業本を厳選して紹介したいと思います。

全体的なビジネス戦略やマーケティング、経営哲学などの様々な名著の中から本当に実践的で役に立つものを紹介していますので、起業家だけでなく今現在企業に勤めているビジネスパーソンの人もぜひ読んでみてください。

 

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

スモールビジネスの立ち上げに最適な一冊

この本は、他の起業本紹介サイトでも必ずといっていいほど上位にランクインしている本であり、特にたった一人でスモールビジネスを立ち上げようと考えている人は必読の本であるといえます。

これまで世界20カ国以上で翻訳され、全米ではベストセラーとなった本書は、初版発売から優に10年以上経過した今でも多くの起業家に支持されている起業のバイブル的な本となっています。

それだけクオリティが高いことももちろんですが、企業の経営において最低限知っておくべきことについて、誰でも理解しやすいように「サラ」という女性起業家が犯してしまった数々の失敗からの学ぶという形式で書かれています。そのため、多くの起業家は彼女に感情移入しながらも、実際の経営における考え方や視点について学ぶことができます。

特に「起業家」「マネージャー」「職人」の3つの人格についての説明は、多くの企業志望者を深刻な経営の失敗から救ってきたといえます。この考え方こそが起業家にとって最も重要なものだからです。

 

著者のこれまでのクライアントは25,000社以上

著者はスモールビジネスに特化した経営コンサルタント会社「E-Myth」の創業者であるマイケル・E・ガーバーであり、彼はこれまで25000社以上のスモールビジネスの起業家にアドバイスしてきた経験をもとに本書を書き上げました。

それだけに、現実の起業家が実際に直面する問題とその解決方法が、実際の経験に裏打ちされた実践的なアドバイスやノウハウとして余すところなく紹介されています。

登場人物の「サラ」は小店舗の経営でしたが、同じようなリアル店舗の経営者だけでなく、オンライン・オフラインのあらゆるスモールビジネスの立ち上げを夢見る起業家にとって非常に有益な本となっていますので、少しでも気になったならば手にとって損はありません。そこにはあらゆる起業プロセスに関する考え方と実践例が載っています。

 

新訳 経営者の条件

経営学の「大家」が誇る古典

この記事を読んでいるような人でピーター・ドラッカーを知らない人はまずいないでしょう。経営学の大家であり、数々の名言を残した人物でもあります。
起業本というよりは経営全般や経営哲学に関する書籍が多いですが、本書も経営の基礎から具体的な考え方まで幅広く「原則」を学べるようになっています。

特に「経営者(エグゼクティブ)」の意思決定から時間管理の秘訣、そしてコミットメントの重要性など、どんなビジネスにおいても重要となる基本的な考え方の宝庫です。おそらく多くの人が読んだことのある書籍でしょうが、忙しい毎日を送っていてつい忘れてしまっていることもあるでしょう。定期的に読み返して経営者としても基本に立ち返ってみてはいかがでしょうか?

なお、ここでいう「エグゼクティブ」とは、必ずしも経営者のことだけを意味するのではありません。彼の言うように「(企業の業績に対し)実質的な貢献を行うべき知識労働者」は全てエグゼクティブなのですから、起業家はもちろん、あらゆるビジネスパーソンにとって有用な本なのです。

 

「強み」に立脚せよ

特にドラッカー自身が「強みに立脚せよ(Build on Strength)」という名言を残したように、起業家にとって一番重要なのは「自らの強みを活かせる分野」でビジネスをするということでしょう。

本書にも自らの強みを活かすことの重要性について言及されていますが、多くの起業家はこのことを忘れているか、まったく考慮せずに「儲かりそうだから」とか「流行っているから」といった理由で安易にビジネスを始めてしまっています。

その結果は、多くの人が知っているように、創業後5年以上ビジネスを継続できているのは全体の数パーセントしかいないという無残な結果なのです。この本は、そういった間違ったスタンスで創業されるビジネスに警鐘を鳴らす存在ともいえます。
そして自らの才能を存分に発揮できる分野でビジネスをするという「基本中の基本」を教えてくれるのです。

 

大富豪の起業術

企業には成長に応じた「ステージ」がある

これから起業を志す人も、既に自分でビジネスをしている人も絶対に知っておかなくてはならないことがあります。
それは、いかなる企業にもその成長と規模に応じた「ステージ」があるということです。この「大富豪の起業術」で最も強く訴えられているのは、まさにこのことです。

企業にはそのステージ毎に最適な戦略というものがあり、そのビジネスの規模に適したアプローチをとる限り、そのビジネスは成長を続けます。逆にそのステージに合わない経営を続けていると、必ずビジネスは衰退し、果ては倒産の憂き目を見ることになるのです。

本書ではそうならないために、何がビジネスにとって最善の戦略となるのかを詳細に解説されています。あなたがどんな分野で起業するにせよ、手元に必ず置いておきたい本であるといえます。

 

ビジネス全体としての戦略はこれ1冊だけでOK

また、起業本や経営本のなかには根性論やある種の感性を重視しているものも多くありますが、本書は徹底した「計算」と「論理」で会社を運営していくことが重要視されています。つまり「戦略こそ全て」を地で行く書籍なのです。

実際、著者であるマイケル・マスターソンは本書のやり方でいくつものビジネスを成功に導いてきました。具体的には年商100億円以上の企業を2社、10億円以上の規模のものは10社以上も育て上げてきた実績があります。

その秘訣が本書には書かれているのです。
特にこれから起業してビジネスを始めようとする人にとって、ゼロから年商10億円規模にまで育て上げるにはどうすればいいのか?といった悩みをもつことは間違いありません。

本書ではその具体的な方法が書いてあり、さらにそこから次にステージですべきこと、その次ぎのステージですべきこと・・・といったふうに、ビジネスの規模に応じた具体的な経営指針が詳細に記載されています。ですから、これ1冊あればビジネス全体の戦略の策定にに困るということはないでしょう。ちなみに同氏の『臆病者のための科学的起業法』という書籍もおススメです。

著者  マイケル・マスターソン
監訳  小川忠洋
価格  ¥ 3,700(税抜)
保証  90日間返金保証
出版社  ダイレクト出版

 

60分間・企業ダントツ化プロジェクト

日本を代表するマーケターの名著

この本の著者である神田昌典氏といえばビジネス界では知らない人がいないほどの有名人で、日本が誇るマーケターの第一人者ともいえる人でしょう。
そんな神田氏は今でもたくさんの本を書かれていて、起業家にとってどれも非常に有用なものばかりですが、そのなかでも特に本書をおススメします。

発売年は2002年ですからもう15年ほども前に書かれた本ですが、今手にとってみてもビジネスを改善するために必要かつ本質的なヒントがたくさん書かれています。

事実、本書に書かれている戦略を実行することによって、たくさんのスモールビジネスが大幅な売り上げ増を達成してきましたし、今にも潰れてしまいそうなビジネスが見事に復活を遂げたという事例もたくさんあるようです。それだけビジネスにとって重要なヒントが満載なのです。

 

理論と実践の絶妙なバランス

特に注目すべきなのがMBAのプログラムなどで教えられる様々な理論と実際に神田氏がこれまで培ってきた様々な実践的な知識が見事に融合されているということでしょう。これまで本書を見ながらビジネス戦略を策定してきた人は本当にたくさんいると思います。

実際に神田氏本人が携わった数千社ものマーケティングノウハウや、何十冊ものビジネス書の戦略が凝縮されているといえます。全体の企業戦略から個々の商品・サービスの実際のマーケティング戦術に至るまで、文字通り60分間ほどでビジネス戦略のクオリティを何倍にもすることができるでしょう。

今ではkindle版も発売されていますから、まだ読んだことのない起業家はぜひ一読してみましょう。こういったおススメ記事ではどうしても新しい書籍などが紹介されがちですが、たとえ10年以上前の本だったとしても、実践的な名著は色褪せることはありません。

 

ハイパワー・マーケティング

マーケティングを体系的に学ぶ

最後に起業家は決して避けて通ることのできない「マーケティング」についての実践的かつバイブル的な本をご紹介します。それがジェイ・エイブラハムの「ハイパワーマーケティング」という書籍です。

残念ながら現在は絶版になってしまっており、なかなか手に入りにくい本となっていますが、いわゆるダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の実践的なノウハウを学ぶことができます。特に「卓説の戦略」やUSPなどのコンセプトは、これまで多くのインターネットマーケターが実践に取り入れてきた考え方です。

マーケティングの本ですから「いかに効率的にお客さんを集めて売り上げを上げるのか」について徹底的に研究された内容となっていますから、これからビジネスを立ち上げようとしている起業家にとっても非常に重要な知識・ノウハウを得られるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?いわゆるビジネス書というのは、さまざまな分野の書籍のなかで最も発売される種類が多い分野であるともいわれ、そのなかから本当に役に立つものを見分けることはなかなか骨の折れるものでしょう。

本記事で紹介したのはたった5冊だけですが、それぞれの仕事の分野の専門書などを含めると、世の中には数え切れないほどの実用書がありますので、あなたも自分なりにビジネスに役立つ本を探してみてください。思わぬところから「一生モノ」の本が見つかるかもしれません。

そしてこれから起業を目指している人は、ぜひ本記事で紹介した書籍を手にとってみてください。どれも必ずあなたのビジネスを後押ししてくれるでしょう。知識だけでビジネスはできませんが、知識なきビジネスは成長することなどないのです。

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