ネットを使って仕事をするようになった縁から、2015年の末ごろからとある企業にて働かせていただく機会を得ました。その企業はいわゆる一流企業と呼んで過言ではないところで、誰もが知っている企業です。

そこで1年以上働いてみたのですが、きれいなオフィスや社員の人数などよりも圧倒的にビックリしたのが社員の優秀さです。断りを入れておきますが、私は正社員として入社したわけではないので、私はその超絶優秀社員の一人というわけではありません。ドヤ顔できるような学歴や経歴もなければ、その企業の厳しい入社試験を受けたわけでもないので、そこはしっかり自分でも自覚しています。

ただ、実際にそんな超絶優秀な社員の方々と密に仕事をさせていただけたので優秀な人がどういう仕事術をしているのか、どういう考え方で仕事に取り組んでいるのかなどは肌で感じることができました。そのおかげもあり、僕自身も今までの人生ではなかったほど成長できたなと実感しました。

今回、僕が真に優秀な人と仕事をしたことで得られた「優秀な人の仕事術」についてより具体的にまとめてみましたので、参考にしてみてください。

 

優秀な人の仕事術

PDCAが異常にはやい

PDCA

まず感じたのはPDCAを回すのが異常なまでにはやかったという点です。

PDCAとは:

PDCAは「Plan・Do・Check・Action」のそれぞれの頭文字を並べた言葉です。それぞれの意味は、以下のように言われています。

Plan:計画を立てる
Do:実行する
Check:評価する
Action:改善する

「PDCAサイクル」という言い方もされます。P→D→C→Aときて、Aからまた次のPに進む。このサイクルを「クルクルと回し、継続的に改善していく」ことが大切だと言われています。

出典:詳解 仕事の進め方「PDCAというけれど

よくビジネスの世界では「PDCAを回せ!」と言われる、もはや常套句のようなものになっていますが、このスピード感は本当に近くで体験できて良かったなと思いました。インターネットという変化や成長のはやい分野であることも関係しているのかもしれませんが、IT系の一流社員ともなりますと、本当に世の中のスピードよりも圧倒的なスピードでPDCAを回して改善を繰り返しているんだなと思いました。

PDCAの各フェーズ(Plan・Do・Check・Action)を行うスケジュールも最初の段階で仮決めしておき、オンスケかビハインドかでも少しずつ調整をしながら確実にすすめていきます。

そして一回PDCAを行うのではなく、何回も何回も回すことで独自のノウハウを高速で蓄積していくのです。そりゃ若くして実績も残せるわけです。

 

PDCAが超徹底的

ノート

PDCAのスピードもすごいのですが、その質もとても高いです。徹底的に行います。Planの段階ではいくつか候補を挙げてその段階である程度精査をし、見込みのある候補だけに絞ってPlanを行なっていきます。

そしてそのPlan内容も徹底し、誰が、何を、どうやって、どのくらいの期間で、などとしっかりと準備していきます。CheckやActionの段階で適切に分析や次の行動ができるように適切な指標と判断軸をあらかじめ設定しておきます。

きちんと結果がどうなのか分かるようにしておくことも優秀な人のポイントだと思います。あと、数字でわかりやすくすること、グラフなどを駆使してひと目で分かるようにしておくこともとても重要で、優秀な人は漏れなくしていました。

Doで実際にやってみるのですが、いくつかの候補を並行してできるものは並行して取り組みます。

Checkの段階では得られた結果を深く分析していきます。ただ、ここで重要なのは、誰が見ても分かりやすいようにその分析結果をまとめておくことです。アルバイトで働いている人やインターンシップで働いている人など、知識やノウハウなども乏しい人たちが見てもひと目で分かる状態にしてくれているのが優秀な人の特徴です。

小難しくデータをまとめているのはただの自己満足になってしまうので注意が必要です。

Actionの段階ではCheckで得られた分析結果をもとにどこをどうやって改善するべきか、それを改善することで他が改悪されることはないかなどさらに深く分析をして次の行動を決めていきます。

このようにPDCAを徹底的に行うことでより良い方法を見つけると同時に、思わしくなかった結果からもノウハウを蓄積することができるのです。

 

なにごとも数字化して見える化する

データ

PDCAにも通じることですが、優秀な人はとことん数字化にこだわっています。文章などでまとめると少なからずその人の主観が入ってくることがありますが、出た数字はウソをつきませんし、誰が見ても分かりやすいです。

膨大になった数字データでも要点だけまとめて簡単でひと目で分かる数字データにしておくことも一つのポイントですね。

数字にすると、その数字がいいのか悪いのかも分かるのですが、よりわかりやすくするためにExcelやGoogleスプレッドシートの条件付き書式(MAX値なら◯色、MIN値なら◯色などとその数値によって色分けができる機能)を使ったりと、ちょっとしたテクニックもしっかりと使うのが優秀な人ですね。

優秀な人が作った資料やデータというのは本当に見やすいです。「この数字はなんの数字ですか?」などと聞くことがありません。

 

あるものを最大限利用する

Mac

「この資料作っておいて!」「このデータまとめておいて!」などと上司から仕事が振られた時、優秀な人は過去に似たような資料やデータがなかったか、他に利用できるものがないか探してそれらをもとに作っていきます。

そして似たような資料・データがあればそのファイルをコピーしてそのフォーマットだけを使ったりして作成に取り組んでいきます。

凡人は仕事が振られたら真っ先にファイルを新規作成してまっさらな状態から作り始めていきます。

コピーして作るなんて卑怯じゃないかと思う人もいるかもしれませんが、その方が圧倒的にスピードも精度も高いアウトプットができるので、変に完全オリジナルにこだわってゼロから作るのは愚行と言えます。

仕事を振った上司はオリジナルかなにか利用したものかなんてどうでもよく、アウトプットのはやさと質を求めているので、そこを見失ってはいけません。

 

優秀な人の考え方

目標から逆算して考える

PCとノート

逆算の思考方法は優秀な人が漏れなくやっている方法だと思います。会話をしているだけでもそれがよく分かります。まずは目標設定から適切に行う必要はありますが、その設定した目標からどんどんブレイクダウンして今週やるべきこと、今日やるべきことを明確にしていきます。

その今日やるべきことをしっかりクリアしていくことで目標達成ができ、やるべきことができなかったどこかでそのブレイクダウンしたものを見直す必要もあるでしょう。そうやってきちんと逆算し、できること、必要な費用や時間などを明確にすることは仕事をする上でとても重要な仕事術の一つだと言えますね。

 

仕事をどんどん人に任せて手を空ける

ミーティング

優秀な人、仕事がデキる人というのは自分の仕事をどんどんチームメンバーや後輩など他の人に任せていきます。優秀な人というのはたくさん新しい仕事を振られます。仕事ができて信頼されているので当然でしょう。その中ですでにある仕事に加えて新しい仕事もたくさん入っていくといくら優秀な人といえどもパンクします。

なので、すでにある仕事は他の人に託していきます。ただ、勘違いしてはいけないのは「はい、じゃあ今日からこれやってね!」と丸投げするのではないということです。託した人がやりやすいようにフォーマットを整えてあげたり、その仕事の手順やポイントを簡単にドキュメントにまとめてあげたり、引き継ぎ完了日を設定してそれまでは確認したり自分のやり方を見せてあげたりと、完璧な状態で仕事を任せます。

そして自分はどんどん手を空けて新しい仕事が入ってきても100%の力が注げるようにしているのです。もし新しい仕事が入ってこないとしても、すでにある仕事を他の人に任せることで手を空け、今まで取り組むことができなかったことに取り組む時間を作るのです。

今やっている仕事は他の人に任せられないかな、どうすれば手を空けられるかなという視点を持って日々の仕事に取り組んでみると優秀な人に近づけるかもしれません。

 

優秀な人のタスク管理術

タスク管理は見積もり時間を設定している

タスク管理

会社で優秀な人と一緒に仕事をしていく中でその人たちに「日々のタスク管理ってどうやってるんですかー?」というのも聞くことがありました。そして実際にパソコンの画面を見せてくれたり、「俺はこうやってるなー」と教えてくれたりしました。

その中でも特に印象的で優秀な人みんながやっていたことのうち、一つは「一つ一つのタスクに、完了までの見積もり時間を設定している」というのがありました。

15分くらいで終わる比較的簡単なタスクにも、1日や2日かかるようなタスク、それをブレイクダウンして2時間くらいで終わるタスク、すべてに見積もり時間を書いていました。

これはPDCAのPlanの部分にもリンクするのですが、「これは◯◯時間で終わる」というPlanをしてからDo(実行)するのです。

 

終えたタスクを振り返っている

ポストイット

タスクは見積もり時間を設定し、実際にそのタスクに取り組んでいきますが、そのあとで本当に見積もり時間で終えることができたかを振り返っているそうです。PDCAでいうとCheckやActionにあたるでしょうか。

見積もりよりもはやく終わったのか、遅く終わったのか、なぜはやく終えられたのか、なぜ遅くなったのか、見積もりするときに甘く見積もってないかなど、振り返りの時間に分析するのです。ズレているからといって悲観はしないそうで、実際にタスクに取り組んでみた時間を見積もるときに推測できなかったことを反省し、徐々にそのズレを修正していけばいいそうです。

1日の中でも、その日すべきタスクと見積もり時間を設定して実際に仕事に取り組み、退社する前の15分くらいをその振り返り時間に設けているそうです。

何年もやっている人は振り返りが5分くらいで終わるとも言っていましたが、それでも振り返りの時間というのは必ずとっているようです。

 

まとめ

やはり大企業、一流と言われるような企業になるととっても優秀な人というのはいます。給料が良い、安定している、社会的ステータスがある……などなど大企業ならではのメリットはありますが、それよりも重要でとても大きなメリットはそんな人たちと一緒に仕事ができること、そしてそんな人たちからとても多くのことを学べることだと思います。給料が良くても社会的ステータスがあっても、その仕事はいつまで続けられるか分かりません。辞めてしまえばそれらは失ってしまいます。

圧倒的に優秀な人の側で学んだ仕事術、考え方というのはその仕事を辞めた後でも失うことはありません。優秀な人に限ることではありませんが、どんな人からでも学ぶことはありますので、接する人から「この人のこういうところすごいな〜」というところを見つけて独自の人間力、仕事力、ノウハウなどを蓄積していきましょなど

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