あなたがビジネスブログを運営しているならば、その主な役割は見込み客を集めることだと思います。もしそうならば、何とかして安定的に読者を増やしたいとか、読者数を維持したいと考えているはずです。

しかし残念ながら、たとえば検索エンジンからやってきたような訪問者の多くは、偶然訪れた人であることがほとんどでしょう。そういう人はたいていすぐにサイトから去っていってしまいます。あるいは何か目的があってこちらのブログにやってきたとしても、知りたい情報を手に入れたらすぐにページを閉じてしまうことが多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、そういった人々をブログに惹き付けるポイントを主に紹介したいと思います。どれもビジネスブログでは初歩であり常識とされているものばかりです。しかし基本的な部分を徹底することで1日1000人くらいであれば集客することができるようになります。

 

今でも変わらない?検索エンジンの「神話」

流入のほとんどは検索エンジン

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Omar Jordan Fawahl / flickr

ブログというメディア媒体にとって、安定的に読者を増やし維持していくためには、結局のところ検索エンジンからの流入がメインということになります。しかし冒頭でも述べたように、Googleなどの検索からやって来たブログ訪問者は自分の得たい情報を知ることができたら、すぐに去って行ってしまうことがほとんどです。
彼らはそのブログに「載っている情報」に興味があるのであって、そのブログ自体に興味を惹かれるということは稀(まれ)だからです。よいコンテンツを載せているのになかなか読者がつかないと悩む人は、まずこのことをよく認識する必要があるでしょう。

特にその記事だけで完結するようなIT技術やノウハウ情報、あるいはそれぞれの記事同士が関連性の薄い「雑感」や「意見」「感想」などを書いているようなものは、そういった傾向が顕著となります。他の流入経路よりも検索エンジンからやってくることが圧倒的に多いわけです。

 

ブログという「穴開きバケツ」

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Paloma Gómez / flickr

このことはよく「穴の開いたバケツ」に例えられます。

たとえばあなたがSEOに力を入れていたとします。自分のブログを検索結果で上位表示させることに成功していて、その結果毎日多くの人がブログを訪問していたとしても、そのほとんどはバケツの穴から水が出て行くようにブログ内を「素通り」している状態なのです。
同じブログを二度訪れる人が多くても20~30人に1人いれば御の字というのが実態でしょう。今やネット上に数え切れないほど存在するブログの数を考えれば、100人から場合によっては1000人以上があなたのブログを訪れたとしても、フォロワーになってくれる人が皆無ということは珍しくありません。

しかし検索エンジンからの流入者のうち、たった0.1%程度でも継続的にブログというバケツに残ってくれるならば、それが積もり積もってビジネスに繋がるということもあります。だからこそ、ブログはなるべく頻繁に更新したほうがよいと言われ続けているのでしょう。特に集客を目的としたブログを運営しているならば尚更です。

 

無機質なコンテンツは「食い逃げ」される

ビジネスブロガーは常に改善、常に工夫が必要

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Aurimas / flickr

ただし、闇雲にコンテンツを「垂れ流して」いれば読者が勝手についてくれるかといえば、決してそんなことはありません。これはブログだけでなく、あらゆるネットメディアにいえることでしょう。ブロガーには常に工夫が要求されるのです。
たとえばよく言われるのが、たんに情報を羅列するだけでは読者がつきにくいということです。つまりブログに書かれている内容があまりにも「無機質」であるために、読者にとって魅力的に感じられないということです。

特に気をつけなければならないのが「ありふれた情報」を扱っているブログでしょう。

たとえあなたが何かの専門家であり、その知識や技術を提供することをビジネスにしていたとしても、ネット上に同じような情報を扱っているブログが無数にあるならば、それは「ありふれた情報」ということになってしまいます。そんななかで最終的にビジネスに結びつく読者を得るには、日々の研鑽と試行錯誤が必要です。そうでなければ訪問者はあなたのブログから欲しい情報だけを得て、すぐにいなくなってしまうでしょう。

 

「ユーモア」や「人情味」のあるブログは人気が出やすい

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Giulia Scifoni / flickr

こうすれば必ず定期的にフォロワーがついてくれるということではありませんが、ただ情報を羅列したり説明をするだけの無機質なブログよりも、同じ内容を扱っていてもユーモアや人情味のあるブログの方が読者がつきやすいことがわかっています。

それはブログの内容と同等か、それ以上にブロガー自身に興味をもつ訪問者が出てくるからであり、それが継続的にあなたのブログを訪問するきっかけとなります。

逆にいえば、たとえ扱っているコンテンツに一貫性がなくテーマに若干の「ブレ」があったとしても、そのブログを執筆している人間が魅力的で人間味に溢れているならば、その人間性に惹かれる訪問者もいるということでしょう。

ですから、あなたがユーモアに自信があったり現実に他人を惹き付けることが得意だったならば、それをブログで活かさない手はないのです。ブログという媒体を通じてあなた自身のファンを作ることができれば、小難しい戦略などは必要がなくなるでしょう。

集客においてこれほどの強みはないといっても過言ではありません。

 

圧倒的な「ニッチ」ならそれだけで強い

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Johan Brook / flickr

もっとも、あなたのブログで扱っている情報が他では全く手に入らないかあるいは著しく入手しづらい情報であったならば、そういったことにこだわる必要はないかもしれません。

「圧倒的なニッチ」というのは特にネットでは強力な武器となります。無論、そのニッチ情報に一定数のニーズがあることが前提となりますが、他に扱っている媒体がないだけにあなたのブログの存在価値はそれだけで高くなります。

世の中に様々なビジネスがあるように、一般的な人が「こんなの何の役に立つんだろうか?」と首をかしげるようなマニアックな情報であっても、一定数はそれを欲している人がいるものです。むしろそういった人々ほど他では手に入らない深い情報を欲していて、それを提供してくれる人を待ち望んでいます。

そういう人々の「痒いところ」に手が届くような情報を提供しているブログは長期的なファンを維持しやすいといえます。それがビジネスに結びついているならば、流行に左右されることも少なく安定した利益を上げやすくなるのです。

 

「ネタ」に困ったときは・・・?

集客目的のブログだからこそ書けること

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MIKI Yoshihito / flickr

「集客」を目的としてブログを運営している人はなるべく頻繁に更新して、見込み客である読者の気を惹こうとしているはずです。
しかし毎日ブログを書き続けるとなると、どうしても「ネタ」に困ってしまうことがあると思います。ビジネスブログですから特にいい加減な情報を発信することはできませんし、モニターの前で困り果てた経験がある人も多いのではないでしょうか?

ですが、むしろビジネスブログだからこそネタを出しやすいという側面もあります。なぜならば、集客が最終的な目的だとわかっているため、提供する情報の範囲を絞りやすいからです。

ブログに「何でも好きに書いて構わない」といわれるよりも、ある程度の制約とベクトルが定まっていた方が長期的に考えるとブログの継続がしやすいのは確かでしょう。特にビジネスブログの場合、記事のアイデアはある程度方向性が決まっているのです。

 

ノウハウやハウツーを紹介する

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Lars Wichert / flickr

もっとも書きやすいのは、あなたの扱っている分野に関する「ノウハウ」や「ハウツー」を紹介するといった内容のものです。これはビジネスブログを運営している人のほとんどがやっていることでしょう。

もしそういった情報のネタが尽きてしまったというのならば、何も自分のなかにある知識だけにこだわらずに、他から仕入れてきても構わないのです。それを自分のフィルターを通じて見込み客である読者に理解しやすいように「昇華」させましょう。場合によっては「引用」という形式を採っても構いませんが、これはやりすぎに注意する必要があります。

また、ブログの基本は読者にとって有用で役に立つ情報を提供することですから、ノウハウやハウツーもできるだけ段階を経て提示して、読者が行動しやすいように促すことをお勧めします。

一つのノウハウをできだけ細かい段階に分けて、その通りに行動すれば必ず一定の効果を上げられることを示すのです。そうすることで、たとえその分野の初心者であっても満足度の高い情報となり、結果的にブログ自体のファンになってくれる可能性も高まります。

 

実際の事例を紹介する

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また、あなたのビジネス分野における実際の例をケーススタディとして提示するというのもよいネタとなるでしょう。

ビジネスブログの訪問者の多くは、特に初回訪問者の場合、何らかの解決策や解決のためのヒントを求めてネット上を彷徨(さまよ)った結果、あなたのブログに辿り着いたというパターンが多いはずです。

あなたが自分の専門分野における具体的な事例を丁寧に扱い、その問題が解決されるまでのプロセスを具体的に提示しているならば、同じようなビジネス上の問題を抱えている人の興味を強く惹き付けることができます。その情報がきかっけで、あなたのクライアントになってくれる人もいるかもしれません。

特に業種に関わらずコンサルタント業務に従事している人は、具体的なケーススタディをブログコンテンツとして扱うことを強くお勧めします。ブログを通じてあなた自身の価値を読者に知ってもらうことができるからです。

 

常にブログの「目的」を意識しよう

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Rego Korosi / flickr

このように、目的が「集客」であることから逆算していけば、どういった情報を提供することがブログにとって有効かを考えることはそれほど難しいことではありません。ビジネスなのですから、あくまでも「顧客(=読者)」が何を求めているのかという視点からネタを考えればよいのです。

他にも、その分野に関して発表されている統計について取り上げてみたり、読者の質問とその回答を記事にしてもよいでしょう。特に後者をブログにしている人は多く、他の記事よりも人気を博しているケースがたくさんあるのです。

周囲を見渡してみれば、ブログのネタになるようなものは意外なほどあるものです。重要なのは、それを自分のビジネス分野のフィルターを通すことと、見込み客である読者の感じる価値と整合させるということでしょう。

結局のところ、ビジネスブログの価値は読者が決めるのです。集客を目的としてブログを書いている人は、このことを決して忘れてはいけません。そのうえで、できるだけ頻繁に有用な情報を提供し続けましょう。それがブログを安定した集客に結びつけるための必要条件なのです。

 

まとめ

ブログに限らず、何らかの媒体を使って集客することは簡単なことではありません。まして現代のようにインターネット環境が行き渡った社会では、単純に毎日ブログを更新し続ければ集客に結びつくということはほとんどないのが実態です。
そんななかで、継続して安定的な集客を実現できるのはごく一握りの「運のよい人」だと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

実際に成功しているビジネスブログの運営者は、頻繁に情報を更新していることは当然として、それに加えて常に試行錯誤を繰り返し続けています。そのプロセスを長い時間続けた結果、少しずつ読者がつくようになってきたのです。そういったある意味「泥臭い」作業を蔑ろにして成功することは難しいでしょう。

あなたがもしブログでの集客に悩んでいるのならば、本記事を参考にぜひトライ&エラーを繰り返してみてください。あなたのやっているビジネス自体が虚業でない限り、徐々に価値を認めてくれる読者がつくようになるはずです。

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