長く続くストレス社会
「ストレス社会」と言われてから何年経つでしょう。
30代後半の筆者だが、はっきりは覚えていないもののバブルが弾けた頃からストレス社会が始まったような気がします。そうするとかれこれ20年くらいでしょうか。
いや、もしかしたら「ストレス社会」という言葉が使われ始めたきっかけがバブル崩壊だっただけで、いつの時代でもストレスはあったようにも思います。たまたまバブルが弾け、お財布面でもストレスを感じる人が一気に多くなり、それに連鎖していろいろなストレスを抱え込んでしまう人が多くなった、このことが「ストレス社会」という言葉を生んだのでしょう。
現代は色々なストレスが身近にありますね。
仕事のストレス、育児のストレス、介護のストレス、人間関係のストレス、お金のストレス、恋愛のストレス、勉強のストレス。ストレスだらけです。ストレスがない人を探すほうが難しいですよね。
なぜストレスは発生するか?
そもそも「ストレス」はなぜ発生するのでしょう?
人間は、それぞれ違う環境・社会に育ち、考えも皆違う、人々の集まりの中で生活していますが、その中で一応に備わっているものがあります、それは自由に思考できる、心を持っています、またそれぞれに自我もあります、人間欲望がないと生きていけませんので、欲望を達成する快感を、追っているといってもいいでしょう。
人間は他の動物と違って、本能と知能を持ち合わせいますし、外界からの刺激に対して、各々自我との葛藤で、情報を処理していかなければなりません、多くの人との関わり合いの中では、時には妥協しなければなりませんし、人生に対しても挫折、不安等いろいろあるでしょう、そこで生じる生理的現象や心の負担が、ストレスです。
ストレスを貯め込むと精神的身体的な影響にも及び、ノイローゼや病気になってしまいますので、ストレス社会の現代においてはその解消方法を持ち合わせてないと大変なことになってしますね。では、代表的なストレス解消方法を列挙してみます。
最も効果的なストレス解消方法
それは運動です。
色々な研究がされてますが、大きく4つの効果があると言われてます。
気晴らし効果
運動に集中することで嫌な考えや気持ちを忘れることができます。軽く汗をかく程度の運動をしてみましょう。ジョギングやサイクリング、友達とキャッチボールをしたりバドミントンや卓球でリフレッシュするのも良いでしょう。
自信回復効果
運動を行うことによって、満足感や達成感などの快感が得られます。速く走れるようになったり、体が軽くなったりすると、自分に自信が持てるようになり、自然と気持ちが明るくなってきます。
体が温まる
人間の体は温まることによって、筋肉の緊張が軽減したり、リラックス効果で副交感神経が働き、体と心に良い影響を与えます。
よく眠れる
ただ単純に疲れるから眠れるという理由だけでなく、医学的には運動が脳と体の疲労のアンバランスを解消してくれることでよく眠れるようになるようです。脳だけ疲れる、体だけ疲れる、では良い睡眠はできないそうです。
ということで、ストレス解消方法として最も効果的なのは運動だそうです。運動と言っても、激しい運動である必要はないので、ずっと運動不足だった方は、軽めの運動(ヨガやウォーキング)から始めて下さい。オリンピックを目指すわけではないので、ずっと軽めの運動を継続することでも構わないと思います。
その他のストレス解消方法
と言っても運動が苦手な方もいるので、そういう方は運動以外のストレス解消方法を見つける必要もありますね。
趣味
料理、釣り、ドライブ、カラオケ、ゲーム、盆栽、など、なんでも良いので、趣味に没頭して、ストレスを感じるものから距離を置くこともストレス解消方法ですよね。(ただ、ゲームはやり過ぎると目を使い過ぎて身体的なストレスが増すこともあるので、やり過ぎには注意しましょう)
入浴
運動の効果で「体を温める」とありましたが、入浴も当然体を温める効果があるので、体の緊張をほぐすことで、精神的な効果も期待です。一番はやっぱり熱すぎないお湯での半身浴ですね。
副業
仕事のストレスとお金のストレスの二重ストレスを感じている方は、副業というのも1つのストレス解消方法になると思います。メインの仕事の職場や上司に恵まれていないとしても、もう1つの仕事で良い人間関係を持っていれば、メインの仕事でのストレスを多少忘れることができますし、副業に収入が増えればお金のストレスも軽減することになりますよね。(ただし、株やFX、ギャンブル的なものは、お金が減ることもあるので、要注意です)
究極のストレス解消方法
さて、今までストレス解消方法について書いてきましたが、それは貯めたストレスを減らす・忘れるということであって、根本的に「ストレスを貯めない」というのが一番良いことですよね。
筆者の私が以前仕事でストレスを貯めてしまい、ノイローゼになりかけ、辞職届を出そうかなという気持ちにまでなったことがありますが、その時にたまたま相談したカウンセラーから教わったことで、気持ちが変わって楽になり、職場の環境が変わったわけではないのに、ストレスを貯め込むことがなくなりました。
「選択理論」というものなのですが、以下のような考え方です。
- 基本的には他人などの自分以外のものを変えることはできない
- 他人が自分と同じ考えをもっていることもない(十人十色)
- 自分の感情や生理反応は、他人から行為によって生まれるものではなく、自分が行っている
- なので、自分の思考や行為を変えることだけが、自分の感情や生理反応を変えることができる
私の場合、人間的に問題があり、理不尽な上司がいました。その人と一緒に仕事をするのが嫌で、話すのが嫌で、かなりのストレスを感じていたのですが、素晴らしいカウンセラーとの出会いで、最初は無理をしないで一旦距離を置き、気持ちが落ち着いてからは、「この人はかわいそうな人だ」「私のほうが人間的に素晴らしいから気にしないでおこう」「俺のほうが仕事ができるからあまり気にする必要はない」「割り切った付き合いをしよう」と考えられるようになり、今でもその上司と仕事をしています。
関係を良くすることは無理でも、自分の気持ちを変え、相手に怒りをぶつけないようにすれば、ストレス貯めない程度の関係で充分にやって行けます。
最後に
最後は自分の話になってしまいましたが、ストレスを貯めないことも考えながら、そうは言っても貯まってしまうストレスを自分に合った方法で上手に解消し、このストレス社会を生き抜きましょう!皆様のご検討をお祈りします。
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