あなたが今ブログを運営しているならば、一度は「書くネタがない」と困ってしまったことがあるのではないでしょうか?

どんな分野のブログを書くにせよ、重要なのは継続してコンテンツをアップし続けることであるのは言うまでもありません。ですが、忙しい時間を割いて毎日ブログを更新するというのはなかなか骨の折れるもので、人によっては途中で挫折してしまったという人もたくさんいるでしょう。

そこで今回は、ブログのネタ集めに困ったときに考えるべきポイントについて紹介します。本記事を参考に、ぜひある程度の時間をとって自分のブログの内容について考えていただきたいと思います。

 

1. テーマやビジネスを「細分化」してみる

何よりもコンテンツの「核」を決めよう

流れ

これはブログに限らずメールマガジンの配信や動画でも同じことがいえるのですが、とにかく毎日コンテンツを配信するとなると、なかなか書くことや発言することがなくなってしまうものでしょう。これを回避するには、事前に「コンテンツの核」を決めておくことが大事です。それによってネタ集めも格段にしやすくなります。

あなたがビジネスブログを運営していて、顧客の「売り上げ」に関する悩みを解決することを生業にしているとします。どんなビジネスであれ、顧客からの売り上げをあげる方法は3つしかありません。即ち「新規顧客獲得数を増やす」ことと「一人ひとりの客単価」を上げること、そして「リピート率」を向上させることです。

ブログではこの3つの軸を中心に、毎日配信するコンテンツを組み立てていくという視点をもつことができるでしょう。そして一つひとつの軸について、さらに細分化してみるのです。そうすれば、あなたのブログのコンテンツは、より具体的かつ実践的なものになっていくのです。

たとえばリピート率の向上に関しては、具体的なテクニックを紹介したり、あるいは顧客心理について解説したりというふうに、提供するコンテンツにバリエーションをつけていくことができるようになります。はじめにある程度の軸を考えておくと、実際にブログで書く内容を自分なりに体系化しておくことができますから、パソコンの前で「今日は何について書こうか」と悩むこともなくなるはずです。

特に読者である見込み客に何らかのアドバイスをしたり、問題解決の情報を提供するためにブログを運営しているならば、ターゲットとしている読者の特徴やニーズについて自分なりに書き出してみましょう。いわゆる「マインドマップ」を用いて自らの思考を視覚化するのもよい方法です。

そうやってブログのネタを体系化しておくことで、いざという時に「ネタ切れ」を起こすことはなくなりますし、読者に対してもニーズにマッチした有益な情報を提供し続けることができるようになるでしょう。ネタを集めるにしても、その基準は明確にしておかなくてはならないのです。

 

2. 逆に選択肢を絞ってみる

選択肢が増えると人はうんざりする

選択肢

ポイント1では「細分化」を挙げました。
ですが、あなたのブログでは扱う情報が多すぎて逆に読者を混乱させてしまっているかもしれません。事実、ブログのネタに困ってしまったために、焦点のはっきりしない大量の情報をブログで発信している人をよく見かけます。

しかしこれは逆効果であり、あなたのブログの価値を下げてしまう結果になるでしょう。人間は提供される情報が種々雑多だったり、同時に沢山の選択肢や情報を提示されるとブログ自体に魅力を感じなくなってしまいます。有り体にいえば「読む気」がなくなってしまうのです。

このことについて、R.B.チャルディーニの名著『影響力の武器』の続編ともいえる『影響力の武器‐実践編‐』には、提供される選択肢の多さが、逆に人々の意欲を失わせてしまうことがわかりやすく書かれています。

『アイアンガーと同僚の社会科学者マーク・レパーは、選択肢が多すぎると逆効果になるという現象が食品などの分野でも起きるのかを調べました。彼らは、買い物客が同一メーカーのいろいろなジャムを試食できるように、高級スーパーマーケットのなかに二ヵ所の試食コーナーを設けました。ただし、そのうちの一ヵ所には六種類のジャム、もう一ヵ所には二十四種類のジャムを置いておきました。

すると、これら二ヵ所で売り上げに大きな違いが見られました。選択肢が豊富なほうのコーナーでは立ち寄った人の三パーセントしかジャムを買わなかったのに対し、選択肢が限られているほうのコーナーでは三十パーセントもの人が買ったのです。』

(N.J.ゴールドスタイン,S.J.マーティン ,R.B.チャルディーニ『影響力の武器 実践編‐「イエス!」を引き出す50の秘訣』,誠信書房,2009,21頁)

 

提供する情報を絞り込む

これは「買い物」の例ですが、あなたがブログで読者に提供する情報にも同じことがいえます。人間は提示される情報や選択肢が多すぎると、それに圧倒されてしまって「やる気」を失ってしまうようになるのです。

特に読者に何らかの行動を促すような情報をブログで発信しているならば、同時に沢山の「すべきこと」を発信するのは読者にとってマイナスに働いてしまう危険がありますので注意すべきでしょう。

もしあなたのブログの扱っている情報があまりにも雑多で、そのせいで逆にネタ探しに時間がかかってしまっているならば、思い切って提供する情報を絞り込んでみてください。

広く浅い範囲の情報を長期的に提供し続けることと、何か特定のテーマに沿った詳しい情報を提示するのとでは、後者の方が圧倒的にネタを選定しやすく、また文章自体も書きやすくなるはずです。

 

3. 「切り口」を変えてみる

人間は忘れる生き物である

消しゴム

これはブログをはじめとしてメールマガジンや動画、ポッドキャストなど、複数のネットコンテンツで情報を発信している人が頻繁に用いているテクニックといえるのですが、提供するコンテンツの「切り口」を変えて、繰り返し視聴者に同じ質の情報を提供するという方法があります。有り体にいえば「コンテンツの再活用」です。

同じような情報ばかり提供されて読者は飽きてしまうのではないかと思う人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。なぜならば、たいていの読者は一度読んだブログ記事をいつまでも覚えているということはないからです。エビングハウスの「忘却曲線」について知っている人もいるかもしれませんが、人間は1日もすれば学習した内容の半分以上を忘れてしまうともいわれているのです。

ですから、もしあなたがコンサルタント業などを営んでいて、クライアントである読者にどうしても理解して欲しいコンセプトや考え方があるならば、あなたはそれを「繰り返し」伝えていかなければいけません。それが読者にとっても有益なことなのです。

 

コンテンツを再構成してみる

Writing

もっとも、全く同じ内容を繰り返しブログに書いては意味がありませんし、それこそ読者から飽きられてしまうでしょう。重要なのは一つのコンセプトについて、読者が様々な側面から考えられるようにすることです。

言い換えれば、重要な考え方やコンセプトについて、違った「発想」を読者に促すということになるでしょう。ポイント1では「細分化」について紹介しましたが、今度はその細分化した情報コンテンツの構成を変えてみるといってもいいかもしれません。

たとえば、あなたがあるテーマに沿ったブログ記事を連載しているとすると、その内容はさらに一つひとつの小さなコンテンツに分解することができるはずです。逆に言えば、一つひとつの小さな情報コンテンツが集まって、記事全体を構成しているということになるでしょう。そういった小さな情報の「パーツ」を違った切り口から再構成することによって新しい記事を作成していくのです。

難しく聞こえるかもしれませんが、これは私たちが文章を考えるとき頭の中で無意識にやっていることと同じです。それぞれの情報を単独で利用できる小さなパーツに分解し、より読者にわかりやすく伝えるための構成を考えるのは、ブログライターならば誰でもやっていることでしょう。それを新しい記事を執筆するときにも応用するのです。

たとえば読者に理解を促すための具体例や、結論を補強するための実証データなどは再利用しやすい「情報のパーツ」といえます。場合によっては「読者の声」なども別の記事で利用できるかもしれません。そういったブログの文章を構成している最小のコンテンツを新しい切り口のもとで再利用するわけです。

そうすることで、あなたのブログの読者は既に知っている情報や、記憶に残っている知識から新しい発想を得ることができるようになるでしょう。そしてこれは、あなたのブログを長期的かつ効率よく運営していくうえでも、非常に有効な方法なのです。

 

4. 自分の「信念」を重視する

ブログはあなた自身のアイデンティティを伝えるもの

Identity

あなたのブログで発信する情報には、全体に底通する「アイデア」をもたせることが重要でしょう。つまり、ブログというコンテンツ全体を通して核となるメッセージをもたせるということです。

人によっては「信念」や「ビッグアイデア」と言ったりしますが、要はあなた自身がどういう価値観をもっていて、何のためにブログを運営しているのかを読者に的確に伝える必要があるわけです。

なぜならば、多くのブログライターが単なる情報提供手段としてしかブログを考えておらず、そのために日々ピックアップする情報のネタに苦慮してしまっているという実態があるからです。特にビジネスブログの運営者は、読者に提供する情報を自分自身と完全に切り離してしまっている人がたくさんいます。

そのせいでブログの内容が無機質になり、読者にとって何となく魅力が感じられなくなってしまっているのです。ですが、自分自身の思い入れや信念を文章に取り入れることによって、単純に客観的な情報だけを発信するブログよりも長い間読者を惹き付けることができるようになりますし、執筆スピードの面でも圧倒的な差が出てくるでしょう。

 

5. 読者自身に聞く

読者とのコミュニケーションもコンテンツになる

iPhone

これまでブログの「ネタ切れ」を防ぐためのポイントについて紹介してきましたが、それでもブログに書くネタがなくなってしまったというのであれば、思い切って「読者に聞いてしまう」という手もあります。つまり「読者とのコミュニケーション」自体をブログコンテンツにしてしまうということです。

あなたがブログのコメント欄などで読者とコミュニケーションがとれているならば、読者に「どういう悩みがあるか?」とか「どういう情報を欲しているのか?」を訊いてみましょう。しっかりとした関係構築ができているならば、彼らは詳細に教えてくれるでしょう。なぜならば、読者自身が抱えている問題だからです。

あなたはその情報を軸にブログを執筆すればよいのです。場合によっては特集記事などを発信してみてもよいでしょう。あなたは既に読者が欲している情報を知っているわけですから、それをネタとして提供すればよいだけです。

特にビジネスブログの場合は読者がそのまま見込み客であることがほとんどでしょうから、彼らの知的欲求を満たすことによって、長期的な顧客になってもらうことも不可能ではないでしょう。

ブログはビジネスの基盤を作り上げるための非常に役立つ媒体といえます。あなたが読者の声を聞きそれをしっかりと反映することで、非常に費用対効果の高いコンテンツ発信ができるようになるのです。

 

まとめ

あなたが今まさにブログのネタ集めに困っているならば、ぜひ本記事を参考にしてじっくりと発信するブログコンテンツについて考えてみましょう。

多くのブロガーは定期的に自分の配信するコンテンツについて俯瞰することなく、惰性で記事を執筆してしまっています。そのため、いつの間にかネタを捻り出すことを面倒に感じるようになってしまっているのです。

まずは自分が「何のためにブログを始めたのか?」を思い出してみましょう。そのうえで、本記事を参考に、自分のブログの内容について振り返ってみてください。これからのブログに活かすことのできるヒントがきっと見つかるはずです。

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